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放生会 福岡 2025年!屋台やお化け屋敷などの見どころ完全ガイド!!開催日や時間・最寄り駅や混雑状況も併せてご紹介【7日間で100万人が訪れる千年以上の歴史を持つ、福岡の秋の風物詩】

夜の放生会

出典:写真AC

2025年9月12日(金)~18(木)の7日7夜にわたり開催される『放生会(ほうじょうや)』福岡の筥崎宮(はこざきぐう)で行われる、毎年9月に開催される秋の大祭です。博多どんたく・博多祇園山笠と並ぶ「博多三大祭り」のひとつになっており、千年以上の歴史を持つ福岡の秋の風物詩として親しまれています。

期間中は地元だけでなく全国から多くの人が集まり、のべ約100万人の来場者が訪れる人気の高いお祭りです。

この記事では、放生会』とはどんなお祭りなのかの解説や、筥崎宮社務所に問い合わせた屋台や参拝時間について、また、2年に一度行われる御神幸(ごじんこう)の他、見世物小屋やお化け屋敷、放生会の混雑状況、筥崎宮のアクセス方法などについてご紹介していきます。

「放生会(ほうじょうや)」とはどんなお祭りなのか

放生会での宮司の祭事

出典:Instagram「hakozakigu.official

放生会は、「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」お祭りです。

起源は平安時代、延喜19年(919年)に筥崎で放生会が行われた記録が残っています。「合戦の間多く殺生す、よろしく放生会を修すべし」という神託により始まったとされ、戦で命を奪ったことへの贖罪と感謝の意味が込められています。

放生会での放生

出典:筥崎宮「放生会」

仏教の「放生」(捕らえた生き物を自然に返す)神道の感謝の祈りが融合した、珍しい宗教的行事です。

「放生会(ほうじょうや)」の3つの見どころ

福岡 放生会

写真提供:iStock

ここでは、放生会の主な見どころを「3つ」分かりやすくまとめました。

見どころ① 御神幸(ごじんこう)

出典:Instagram「hakozakigu.official

2年に1度(西暦の奇数年にあたる 2019年、2021年…)に行われる御神輿行列神職や巫女、甲冑姿の武者などが雅楽に合わせて練り歩き、幻想的な雰囲気に包まれます。今年は、9月12日(御下り)・14日(御上り)に、氏子約500名の奉仕により厳粛に齋行されます。

9月12日18時から(御下り)
御神幸が「筥崎宮」を出発。九大病院前や、JR吉塚駅前、
箱崎小学校前などをまわり、22時に頓宮に到着。
9月14日19時から(御上り)
「御下り」のコースを逆に進み、約1時間かけて「筥崎宮」へ。

御神幸順路について は筥崎宮の「お知らせ」にて案内されます。

見どころ② 放生会の露店と縁日(屋台・出店)

放生会の屋台

出典:写真AC               

参道には約500軒の露店が立ち並び、射的・金魚すくい・型抜き・うなぎ釣り・お化け屋敷・見世物小屋など、昔懐かしい縁日の風景が広がります。子どもから大人まで楽しめる空間で、放生会ならではの熱気と人情が感じられます。夜になると灯りがともり、まるで別世界のような雰囲気に。

● 営業時間:放生会の屋台を取り締まっている方に確認したところ、屋台の営業時間は10:00〜23:00までとのことです。 また、最終日の営業時間について伺ったところ、「遠方から来ている出店者は早めに片付けを始める場合もあるが、基本的には最終日も23:00まで営業している」とのお話しをいただけました。

放生会のお化け屋敷
放生会のお化け屋敷

出典:写真AC

組み立てに一週間もかかる、内部は迷路のような構造の移動式の興行型お化け屋敷です。暗闇の中を進むと、突然現れる幽霊役者や仕掛けに驚かされる演出。おじさまの呼び込みの口上が名物で、その巧みな語り口は、テレビやSNSでも話題になっています。夜の参道で、ちょっと勇気を出して入ってみるのも放生会の醍醐味です!

放生会の見世物小屋
筥崎宮の参道に設置される小屋で行われる、昭和レトロの香り漂う異世界を感じられるエンターテインメント空間として、今もなお来場者を惹きつける興行です。演目は日によって変わり飽きさせません。「串刺し男」「サソリ女」「カッパ御殿」などがあり(演目は毎年変更あり)、奇抜ながらユーモラスな演出が中心。内部は撮影禁止のため、現地で楽しむことが推奨されています。

● お化け屋敷&見世物小屋はセットで行われているとのことで、どちらも営業時間は通常18時頃~22時頃(放生会の屋台を取り締まっている方のお話しでは、午前中から営業しているとのお話しでしたが、他のメディアでは例年夕方からと記載あり。※要確認)

見どころ③ 放生会の名物グルメ

新生姜社日餅(やきもち)は放生会ならではの縁起物。どちらも露店で販売されています。

放生会の新生姜社日餅(しゃにちもち)

写真提供:iStock          出典:筥崎宮「放生会」

新生姜:箱崎はかつて生姜畑が広がっていた地域で、放生会の時期に旬を迎える新生姜をお土産にする習慣が根付いたとされています。甘酢漬けやジンジャーシロップにして楽しむ人も多く、「放生会に行ってきたよ!」という証として地元民に親しまれています。

社日餅(しゃにちもち):地元では親しみを込めて「やきもち」や「やしろびもち」とも呼ばれることがあります。昔ながらの素朴な味で白餅とよもぎ餅の二種類があります。外はモチモチ!中は甘さ控えめの粒あんです。焼きたては中の餡が熱いので注意が必要。ぜひ放生会に行ったお土産に味わってみてください。

『放生会』 神事・イベントスケジュール

放生会の神楽

出典:筥崎宮「筥崎宮からのお知らせ「令和7年 仲秋大祭『放生会』 神事・イベントスケジュールのご案内」」

筥崎宮では、9月12~18日の一週間、七日七夜にわたり多くの神事や舞台での神賑わい行事が行われます。

【神事スケジュール(抜粋)】

日付 神事名 内容
9月12日(金)00:00 初日祭・神霊移御祭 放生会の幕開け。神霊を頓宮へ移す儀式。
9月12日(金)18:00 御神幸行列(お下り) 神輿が筥崎宮から頓宮へ向かう荘厳な行列。
9月14日()19:00 御神幸行列(お上り) 神輿が頓宮から筥崎宮へ戻る還御の儀式。
9月15日()10:00 放生会大祭(例祭) 筥崎宮最大の祭典。神職による正式な祭儀。
9月17日(水)11:00 ふくや放生会供養祈願祭 命への感謝と供養の祈りを捧げる神事。
9月18日(木)14:00 稚児行列・童児育成祈願祭・放生神事 子どもたちの健やかな成長を願う行列と放生の儀式。

これらの神事は、放生会の精神である「命をいつくしみ、感謝する」心を形にしたものです。とくに御神幸行列は福岡市の無形民俗文化財にも指定されており、提灯の灯りに包まれた幻想的な雰囲気は必見です。

神賑わい・幕出しスケジュール(抜粋)

日付 演目 出演団体・内容
9月13日()15:00 幕出し行列 博多町人文化連盟による伝統行列
9月13日()19:00 博多独楽 博多独楽保存会による曲芸
9月13日()20:00 和太鼓演奏 博多金獅子太鼓の力強い演奏
9月14日()14:00 神楽奉納 折尾神楽による神事舞
9月15日()12:00 和太鼓演奏 野和太鼓による演奏
9月15日()14:00 神楽奉納 豊前神楽による奉納舞
9月17日(水)19:00 バンドライブ  Raspberry Dreamによるライブ演奏

放生会の奉納演芸は、筥崎宮の境内に設けられた「神賑わい舞台(かみにぎわいぶたい)」で行われる、多彩な文化芸能イベントです。神事とともに、地域の人々や団体が参加する演芸が祭りをさらに盛り上げます。和太鼓、神楽、フラダンス、バンド演奏など多彩なステージイベントも開催されます!

◆ 上記スケジュールは一部です。神事並びにその他の神賑わいスケジュールは下記PDFよりご確認ください。
令和7年 仲秋大祭『放生会』【神事・神賑わいスケジュール】(PDFファイル)
※ 都合により時間等が変更になる場合、または中止になる場合がありますので、予めご了承ください。

放生会期間中(9/12~18)、廻廊内にて行われる文化イベント

放生会ちゃんぽん・おはじき展示

放生会ちゃんぽん放生会のおはじき

放生会ちゃんぽん
「ちゃんぽん」といっても食べ物ではなく、博多人形師による絵付けが施された、息を吹き込むと音が鳴るガラス製の玩具です。

放生会期間中、本殿の廻廊(かいろう)内にて展示され、福岡の著名人や文化人が絵付けした個性豊かな作品が並びます。かつては販売もされていましたが、当面の間は諸事情により販売休止中で、展示のみとなっています。

参照:筥崎宮「「放生会ちゃんぽん」授与休止のお知らせ」

おはじき
「筥崎宮おはじき」は、博多人形師・白彫会によって製作された素焼きの縁起物のおはじきで、全20種類のデザインがあり、悪災をはじくという意味を持っています。放生会期間中は、廻廊にておはじきの展示と授与案内が行われています。額装タイプ(初穂料13,000円)や桐箱入り(初穂料3,000円)などがあり、授与状況は社務所にて随時確認可能です。

参照:筥崎宮「筥崎宮おはじきのご案内」

福博知名士の廻廊ぼんぼり献灯

福博知名士のぼんぼり献灯

出典:Instagram「hakozakigu.official

放生会の期間中に本殿の廻廊で行われる幻想的な灯りの奉納展示です。福岡(福)と博多(博)を代表する文化人・著名人たちが、それぞれの想いや祈りを込めて揮毫(きごう)したぼんぼり(灯籠)を奉納し、参拝者を静かに迎えてくれます。今までに、王貞治さんやIKKOさんも奉納されています。

池坊いけばな展

池坊『第114回筥崎宮放生会献華いけばな池坊展』

出典:池坊「『第114回筥崎宮放生会献華いけばな池坊展』池坊福岡支部花展 併催 青年部花展」

放生会の期間中、筥崎宮で開催される「池坊いけばな展」は、華道家元池坊福岡支部による献華(けんか)展示で、祭りの賑わいの中に静かな美を添える文化行事です。428年前に建立された筥崎宮本殿廻廊に展示されたいけばな作品は圧巻!青年部会期16日(金)~18日(月・祝)、キッズコーナーが併設されています。

時間:11時~20時 ※18日は19時まで
入場料: 無料
住所: 〒812-0053 福岡県福岡市東区箱崎1丁目22-1
主催: 華道家元池坊福岡支部
後援: 筥崎八幡宮
花展種別・作品数 支部花展 ・180作

放生会の混雑予想と参拝時間

出典:Instagram「hakozakigu.official

2025年9月に筥崎宮の社務所に問い合わせたところ、放生会中の参拝時間は8:30頃~20:00(または21:00まで)とのことでした。御神幸(ごじんこう)のある日時や土日、また夕方をすぎると混雑度が増してきますので、参拝をしてゆっくり露店を見たいという方は早めに行かれることをおすすめします。

筥崎宮「放生会」2025年開催概要

■期間:2025年9月12日(金)~18(木)
■住所 〒812-0053 福岡市東区箱崎1-22-1(GoogleMAP)
■会場アクセス
【電⾞】
●【福岡市営地下鉄】 箱崎宮前駅下車→徒歩3分(1番出口)
●【JR鹿児島本線】 箱崎駅下車→徒歩8分
【バス】
●【西鉄バス】 箱崎下車→徒歩3分
●【JR九州バス】 箱崎1丁目下車→徒歩2分
【車】
周辺道路は駐車禁止ですので駐車場をご利用ください。駐車場への出入りは国道3号線からお願いします。
※お正月と放生会期間中は有料。国道3号線を横断される際は、横断歩道か歩道橋をご利用ください。
○ 期間および対象駐車場:9月12日(金)~18日(木)
・宮前駐車場
・浜駐車場(臨時)
○ 駐車料金
《宮前駐車場》最初1時間 1,000円 以降30分 500円加算
※割引・最大料金はございません
《浜駐車場》1回 1,500円
参照:2025年9月3日「放生会期間の駐車料金改定のお知らせ」
● 筥崎宮の駐車場情報はこちらをクリック(「宮前駐車場」と「外苑駐車場」について地図の記載あり)

【放生会中の交通規制について】

放生会の交通規制

出典:筥崎宮「交通のご案内」
■お問合せ:筥崎宮 社務所(時間:8:30~17:30)
TEL: 092-641-7431
筥崎宮HP:https://www.hakozakigu.or.jp/
筥崎宮公式Instagram
 https://www.instagram.com/hakozakigu.official/
筥崎宮公式X(旧Twitter)
 https://twitter.com/hakozakigu_offi

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