写真提供:iStock
ゲリラ豪雨や水害・土砂災害の際に、水の流れを阻止して家が浸水するのを防いだり、土砂の流出を防ぐために設置したりと、防災資材として人気のある「土嚢」。中に入れるものとしては、主に砂や土、石などの重量のある材料が多いのですが、近年は、土の詰め込み作業もなく、コンパクトで保管しやすい、「水で膨らむ土嚢」が人気です。
この記事では、楽天市場やAmazon、Yahooショッピングで人気のある、水で膨らむ土嚢をご紹介していきます。再利用できる商品や、長期で保管できる商品もあり、また土嚢の捨て方についても各商品で紹介しているので、ぜひ最後までご覧になってください。
水で膨らむ土嚢の人気商品14選
ここでは、水だけで膨らむ土嚢の人気商品をご紹介していきます。各商品に、枚数やサイズ、完成する時間、捨て方、保管年数(商品ページに記載があるものだけ)などについて記載してあります。ぜひ、選ぶ際の参考になさってください。
【1】水で膨らむ土嚢・アイリスオーヤマ製の5分で膨らむ人気商品
品番:‐
【枚数】
単品:10枚入
2個セット:20枚入
4個セット:40枚入
10個セット:100枚入
【サイズ】
使用前 : 約 幅57×奥行48cm
注水後 : 約 幅55×奥行40×高さ7cm
【重量】
使用前: 約110g
注水後: 約16kg
【材質】水で溶けるPVA袋、吸水ポリマー、PP土のう袋
【完成する時間】5分
【使用する水の量】20L
【保管年数】‐
【原産国】日本
【処分方法】注水後は天日で2~3日乾燥させれば、一般ゴミとして処理できます。
【2】ボックス型取っ手付き!水で膨らむ土嚢のDCM人気商品
品番:4589429921739
【枚数】1袋3枚入り
【サイズ】
使用前 : 約 幅30×奥行20×高さ2.5cm
注水後 : 約 幅30×奥行20×高さ20cm
【重量】注水後: 約15kg
【材質】
袋:不織布(PP)
吸水材:吸水性ポリマー
【完成する時間】約3〜5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【原産国】‐
【処分方法】
ゴミ袋に入れてカッターやはさみなどで袋を切り開き、袋内に脱水剤(塩化カルシウムもしくは塩)を混ぜ合わせると 脱水が始まり素早く処理できます。天日干しで乾燥させることもできますが、2週間程度かかります。脱水後は一般ゴミとして処分してください(破棄する場合は各自治体の指導に従ってください)。
【3】水で膨らむ土嚢で「再利用可能」な吸水土嚢
品番: 4418-0001-10
【枚数】10枚
【サイズ】
外箱サイズ:64×46×16cm
商品サイズ:60×42cm
【重量】
使用前 : 約 400g
注水後 : 約 20kg
【材質】
吸水剤:高吸水性ポリマー
外袋:天然麻繊維
【完成する時間】3分
【使用する水の量】‐
【保管年数】
開封しない状態で4~5年は問題なく使用できます。
高温多湿を避けて保管してください。
【原産国/製造国】日本
【処分方法】
燃やせるゴミとして処分する場合は、処分する前に屋外で放置し、ある程度乾燥させた後に焼却してください。燃やしてもダイオキシン等の有害ガスは発生しません。
参照:日水化学工業株式会社「AQUABLOCK‐よくある質問」
【4】保管期間5年程度!積み重ねしやすい水で膨らむ土嚢
品番:TVA-003
【枚数】5枚
【サイズ】
使用前 : 約 幅60×奥行40×高さ0.5cm
注水後 : 約 幅50×奥行35×高さ15cm
【重量】
商品重量 : 2.1kg
【材質】
土のう袋:綿80%・ポリエステル20%
中身:吸水ポリマー
【完成する時間】約5分
【使用する水の量】約35L
【保管年数】5年程度
【生産国】中国
【処分方法】炎天下で約2週間ほど干すとサイズが収縮します。収縮後は一般ごみとして処理してください。
※アスファルト舗装面や塗装面に長時間放置するとひび割れ等の影響が生じることがあるので、土やコンクリートの上で乾燥させてください。
【5】水を注いで入れる!旭電機化成の水タンクにもなる水のう袋
品番:4962644785568
【枚数】7枚
【サイズ】
使用前 : 約 幅36×奥行52×高さ3.2cm
注水後 : 約 幅30×奥行45×高さ12cm
【重量】1枚あたり約80g
【材質】
本体:PE・PA樹脂
キャップ:PP樹脂・エラストマー
【完成する時間】‐
【使用する水の量】12L
【保証期間】1年
【生産国】中国
【処分方法】‐
【6】防災士監修!不織布素材で作られた丈夫な水で膨らむ土嚢
※淡水をお使いください。
※60C以上のお湯では膨らみません。
品名:RABLISS 吸水式簡易土のう 10枚入
【枚数】10枚
【サイズ】
使用前 : 約 幅60×奥行40
注水後 : 約幅60×奥行40×高さ12cm
【重量】
使用前 : 約 270g
注水後 : 約 18kg
【材質】高吸水性ポリマー、ポリエチレン
【完成する時間】約5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】保管管理(特に湿気管理)に問題がなければ5年保存可能
【原産国/製造国】中国
【処分方法】
乾燥させて小さくした後、一般ゴミとしてお住いの自治体のルールに従って廃棄
【7】重さ10kgで女性でも持ち上げやすい!取り扱いやすい水のう
品名:水でふくらむ 水のう
【枚数】5枚
【サイズ】
使用前:約 幅49×奥行36×高さ0.5cm
注水後:約 幅47×奥行33×高さ8cm
持ち手付き・結び紐:16cm
【重量】
使用前 : 約 180g
注水後 : 約 10kg
【材質】ポリプロピレン、吸水ポリマー
【完成する時間】5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【原産国/製造国】中国
【処分方法】5~7日天日干しすることである程度元のサイズに戻り、一般ごみとして廃棄可能
【8】約5年保管可能!丈夫な2重構造で積み上げやすい吸水土嚢
※使用期限はありませんが経年により、徐々に吸水ポリマーの吸水性が低下します。
品番:2595
【枚数】5枚
【サイズ】
使用前:約 幅60×奥行40×高さ0.5cm
注水後:約 幅50×奥行35×高さ15cm
持ち手付き・結び紐:16cm
【重量】
使用前 : 約 410g
注水後 : 約 18~20kg
【材質】
袋(キャンバス地):綿80% ポリエステル20%
内袋:不織布吸収剤
吸収財:吸水ポリマー
【完成する時間】5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】約5年保管可能
【原産国/製造国】日本
【処分方法】
一般ゴミで捨てられます。
天日干しもしくは塩化カルシウムを 使用すると収縮します。脱水後、各自治体の指示に従って処理してください。
【9】持ち手つきで運搬しやすくスリムに備蓄できる土嚢
品名:持ち手付き吸水土のう袋1袋
【枚数】2枚
【サイズ】使用時:約 幅32×奥行22×高さ22cm
【重量】注水後:1袋あたり15kg
【材質】ポリエステル・ポリプロピレン・ポリマー・PVA(水溶性不織布)
【完成する時間】約5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【生産国】中国
【処分方法】天日干しで乾燥させた後、一般ごみとして廃棄可能
【10】専用ケース付きで積み重ねたときにしっかり安定する土嚢セット
品名:吸水土のう袋3袋+専用ケースセット
【枚数】3枚
【サイズ】
土のう使用時:約 幅90×奥行25×高さ22cm
専用ケース:約 幅32×奥行22×高さ22cm
【重量】注水後:1袋あたり15kg
【材質】ポリエステル・ポリプロピレン・ポリマー・PVA(水溶性不織布)
【完成する時間】約5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【生産国】中国
【処分方法】天日干しで乾燥させた後、一般ごみとして廃棄可能
【11】四隅に紐が付いている吸水土のう
品番:br15000-brain
【枚数】5枚
【サイズ】
使用前:約 幅50×奥行35cm
注水後:約 幅50×奥行35×高さ15cm
【重量】約10~15Kg
【材質】
土のう袋:不織布
紐:ポリエステル
凝固剤:吸水ポリマー
※給水するのは水のみで、海水は吸水しません。
【完成する時間】約10分程度
【使用する水の量】10L
【保管年数】‐
【生産国】日本
【処分方法】
使用後は一般ゴミで捨てられます。
使い終わったら土嚢の中央あたりをカッターで切って、 切った部分を広げて、 そのままの状態で3〜4日天日干 ししてください。その後は一般ゴミとして、自治体の区分に従ってお捨てください。
【12】貯水袋としても使える!再利用できる水を注いで入れるスタンドタイプの水のう袋
緊急時やアウトドアで貯水袋としても使える、スタンドタイプの水のうです。付属品も入れると、内容は本体5枚、白色シート(PE)2枚、塩ビシート1枚、結束バンド5本が一袋に入っています。本体は横・後ろに連結可能で、長さと奥行きが自由自在で設置場所を選ばず幅広く使用できるため、自宅・会社・店舗などの急な増水を簡単に防ぐことができます。水が引いたあとの処理は、水を抜くだけで済むのが便利!また何度でも使用できるため、エコな商品です。品番:67-7235-05
【枚数】5枚
【サイズ】注水後:約 幅33×奥行22×高さ30cm
【重量】25L
【材質】ポリエチレン、塩化ビニール
【完成する時間】‐
【使用する水の量】25L
【保管年数】‐
【原産国】日本
【処分方法】‐
【13】約3分で完成する水で膨らむ土嚢!ビバホームの再利用可能な商品
水を吸収して約3分で急速に膨張するため、災害時の緊急対策に使える水で膨らむ土嚢です。吸水後は約18kgの重さになり、麻袋を使用しているので、不織布と比べて水が押し寄せても滑りにくい商品。使用後は、自然乾燥した時のみ再利用ができます。ただし、海水や泥水などがかかると再利用ができない場合があるため注意が必要です。吸水ポリマーの変化により再利用時は1回目の重さにはなりませんが、再利用については2〜3回を目安にお使いいただけます。※風通しの良い場所で約1ヶ月の乾燥で5kg程度の重さになります。吸水前の重さには戻りません。塩化カルシウムや粗塩で脱水処理をした場合は再利用できません。
品番:28758030×20
【枚数】20枚
【サイズ】
使用前:約 幅58×奥行40㎝
【重量】
使用前 : 約 450g
注水後 : 約 20kg
【材質】黄麻、吸水性樹脂
【完成する時間】5分
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【原産国】‐
【処分方法】脱水処理後に約1kgの重さになり、可燃ごみとして処分可能です。
【14】何度でも使える!水のう袋型簡易浸水対策「イージーダム」
品名:水のう袋型簡易浸水対策 イージーダム
【枚数】1袋
【サイズ】注水後:約 幅365×奥行25×高さ20cm
【容量】144L
【重量】商品重量:約1.6kg
【材質】
本体:PVC
キャップ:PP
梱包袋:ビニール
【完成する時間】
約1分18秒 ※エンジンポンプ(平均約110L/min)の場合
約9分36秒 ※水道水の蛇口全開(約15L/min)の場合
【使用する水の量】‐
【保管年数】‐
【生産国】中国
【処分方法】‐
水で膨らむ土嚢の注意点
出典:写真AC
ここでは、水で膨らむ土嚢で多く書かれている注意点をあげていきます。
●入浴剤を混ぜた残り湯、塩分を含んだ水では使用できません。
●海水が侵入する場所では使用できません。
●雨水や泥水は、不純物が多いと吸収率が悪くなるため、推奨していません。
●初期水害対策品です。完全止水製品ではありません。
浸水対策に、水で膨らむ土嚢を備蓄しよう
写真提供:iStock
水で膨らむ土嚢の人気商品をご紹介しました。緊急時、いざという時に慌てないために、浸水や土砂の侵入を防ぐ土嚢は持っていて損のないアイテムです。水で膨らむ土嚢は、コンパクトな商品ばかりなので、場所をとる心配もありません。ただ商品によって、吸水ポリマーが入っている「水をかけて膨らむタイプ」と、ホースや蛇口で袋に水を入れる「水を注ぎ入れて膨らますタイプ」の2種類がありますので、商品の仕様を確認してから購入されてくださいね。