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新宿の花園神社で毎年11月に開催されている酉の市。浅草の鷲(おおとり)神社、府中の大國魂(おおくにたま)神社と並んで関東の三大酉の市とされており、別名「大酉祭(おおとりさい)」とも呼ばれ、多い年で約60万人の参拝者が訪れる、都内でも人気の高いお祭りです。2024年の日程は、「一の酉」、前夜祭11月4日(月)本祭11月5日(火)、「二の酉」、前夜祭11月16日(土)本祭11月17日(日)、「三の酉」、前夜祭11月28日(木)本祭11月29日(金)と、合わせて6日間お祭りが行われます。
この記事では、「酉の市」とはどんなお祭りなのかの解説や、花園神社の酉の市の特徴、花園神社社務所に問い合わせた屋台や参拝の時間について、熊手の価格、花園神社のアクセス方法についてご紹介していきます。
「酉の市」とはどんなお祭りなのか
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酉の市とは、11月の酉の日(十二支)に行われる開運招福や商売繁盛を願うお祭りです。その昔、大鳥神社の祭神である日本武尊(やまとたけるのみこと)が、東夷征討の勝利を祝い、松の木に熊手をかけてお礼の祭りをしたことに由来すると言われており、彼の命日である11月の酉の日に行われるようになりました。現在は、関東を中心に日本各地で開催されているお祭りです。
酉の日は、11月のはじめの酉の日を「一の酉」として、その後12日おきに「ニの酉」、「三の酉」として巡ってきます。そのため、その年によってお祭りが「ニの酉」までの年と「三の酉」まである年があり、「三の酉」まである年は、火事が多いという俗説が言い伝えられています。
花園神社の「酉の市」の特徴とは?見世物小屋が名物
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花園神社の酉の市は明治時代から開催されており、歌舞伎町や新宿ゴールデン街、新宿伊勢丹などの繁華街からすぐの立地ともあって、毎年大変な賑わいを見せています。鳥居をはじめとした神社一帯には約1000灯の奉納提灯が掲げられ、定期的に舞や雅楽、お囃子などが披露され、その景色は目を見張ります。
また境内には、縁起物としておかめや七福神、千両箱、松竹梅などの飾りが付けられた熊手を販売する露店が所狭しと並んでおり、威勢のいい声が飛び交います。飲食屋台も、境内の他、花園神社周辺の道路や靖国通り沿いに数多く並び、お祭り感覚で食べ歩きを楽しむこともできます。
そして、花園神社で欠かせない名物と言えば、「見世物小屋」の興行です。昭和レトロと怪しげな雰囲気を醸し出す異空間を堪能することができます。昨年2023年の「見世物小屋」カッパ御殿の入場料は前払い900円。軽快なトークで呼び込みをする声に引き寄せられ、大人がドンドン入場していきました。貴重な体験が味わえる「見世物小屋」にもぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
花園神社の「酉の市」屋台や参拝の時間
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時間帯によっては動くのが難しいほど混雑する、花園神社の酉の市。2024年10月に花園神社社務所に問い合わせたところ、前夜祭・本祭とも屋台は14:00頃~24:00に開設、雅楽や舞は午後から入場されるとのことでした。酉の市は日が暮れる前から賑わっていますが、夕方をすぎると混雑度が増してきます。参拝をしてゆっくり熊手を見たいという方は17時までに行くことをおすすめします。
ただ、神社を閉めるということはないため、遅い時間の参拝は可能です。深夜参拝することも問題ありません。「眠らない街」とも呼ばれ、深夜までネオンが輝く新宿歌舞伎町の近くということもあり、酉の市の日は深夜まで参拝者で混雑しています。
花園神社の「酉の市」熊手の値段や飾る場所について
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熊手は、かき集めるという機能から、「福をかき集める」「運や福、商売繁盛を招く」縁起物の一つとして扱われています。初めて購入する場合は小さいサイズの熊手を購入し、金運アップや商売繁盛のために、より大きなものへと買い替えていくのが良いとされています。
熊手の値段は小さいものでは1000円位から、大きなものでは数十万円するものまであります。熊手によってデザインや付いている縁起物はそれぞれ違うので、いろいろな熊手をよく見比べてみてから購入されてください。購入する際は、まず値段を聞いてから値切り、支払う時は最初に聞いた金額を支払って、値切った分をご祝儀としてお店に置くのが粋な熊手の買い方とされています。
熊手を飾る場所は、目線よりも高い位置、玄関や神棚、リビングといった、人が集まる場所の高い位置に飾るのがおすすめです。 また向きとしては南や恵方に向けて飾るのが良いとされています。玄関の場合は、良い運気が入り込むよう、出入り口に向けて飾りましょう。
花園神社「酉の市」2024年開催概要
■期間:
「一の酉」前夜祭11月4日(月)本祭11月5日(火)
「二の酉」前夜祭11月16日(土)本祭11月17日(日)
「三の酉」前夜祭11月28日(木)本祭11月29日(金)
■住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿5-17-3
■会場アクセス
【電⾞】
●東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口 徒歩0分
●JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口 徒歩7分
【車】
●首都高速4号新宿線 新宿出口より5分
【バス】
●都営バス 品97系統 新宿西口行き 「新宿三丁目」徒歩3分
●都営バス 早77系統 早稲田行き 「新宿伊勢丹前」徒歩3分
■お問合せ:花園神社社務所
TEL:03-3209-5265
FAX:03-3209-5645
花園神社HP:http://hanazono-jinja.or.jp/contact/