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油も使わず蒸すことで、野菜の栄養素を閉じ込め旨味を強く感じられる「せいろ」は、ヘルシーさが人気の調理器具です。その一方で、使い方やお手入れ方法がわからないといった声があるのも事実です。使ったことがないと、購入ポイントが分からず迷う原因ともなるでしょう。
ここでは品質が良いとして人気のある『国産・日本製のせいろ』を、素材の選ぶポイントも併せてご紹介していきます。そのまま食卓へ運べるせいろは、正しく使えばホームパーティーでも大活躍できる優れた調理器具です。この記事を参考に、最適なせいろを見つけてください。
せいろの4つの魅力(味・食感・時短・栄養の残り方)

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せいろの魅力は、ただ『蒸す道具』というだけではありません。
実際に、他の調理法では再現しにくい「味・食感・時短・栄養の残り方」の点で優れていて、見た目もよく、香りがいいとの口コミを目にした方も多いのではないでしょうか。
① 味が段違いに美味しくなる

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せいろで蒸した食材は、素材本来の旨みが最大化します。
● 湯気の質が料理を変える
せいろ(木製)は、余分な水分を吸う。必要な水分だけ優しく戻す。という性質があり、『蒸気でべちゃっとしない、食材の水分が逃げにくくてジューシーに仕上がる』のが特徴です。
● 味の違いが特に大きい食材
・野菜(甘味が濃くなる)
・さつまいも・じゃがいも(ホクホク)
・肉まん・点心(皮がふっくら)
・魚(パサつかずしっとり)
・温野菜サラダ(ドレッシングいらないほど味が濃い)
② 食感がふわっと・みずみずしく仕上がる

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せいろは木が水分を調整してくれるため、驚くほど軽くて上品な食感が出ます。
● せいろならではの仕上がり
・肉や魚 → しっとり柔らかい
・蒸しパン → ふわふわ
・野菜 → 水っぽくならない
特に野菜は“茹でるより味も食感も良い”と感じる人が多いです。
③ 調理がラクで“ほったらかし時短”

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せいろは見た目のイメージに反して、実は時短アイテムです。
● 時短ポイント
・『切る → のせる → ほったらかし』で、同時に重ねて複数段で別の料理が作れる。
・食材に火が入りやすく加熱が早い。温め直しも数分でふっくら戻る。
・電子レンジのように「途中で混ぜる」「ひっくり返す」必要もありません。
● 忙しい家庭との相性が良い
・朝の弁当
・夜ご飯の小鉢づくり
・作り置きの野菜準備
・肉まんの温め(子どもがいる家庭に人気)
→ 忙しい人が“使ってみたら『手放せなくなるタイプ』の調理器具です。
④ ヘルシーで栄養が残りやすい

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せいろでの調理は、油を使わず、素材の水分だけで火を入れる「ヘルシー調理」です。
● 栄養が残りやすい理由
茹でると水溶性栄養素が流れ出る「レンジ加熱」は、ムラが出てビタミンが壊れやすくなります。
その点、せいろは“ 蒸すだけ ”で栄養流出が最小限。
そのため、特にビタミンCや葉酸、鉄分などが残りやすいとされています。
● ダイエット・健康志向の人に人気
・余分な油を使わない
・素材の旨味だけで味が決まる
・塩分控えめでも美味しい
→ 自然派・ヘルシー料理の定番調理法です。
国産せいろの選び方|素材・サイズ・セット内容で失敗しないポイント

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せいろは、選び方次第で日々の生活で大活躍する便利アイテムです。そこで今回は上手に選ぶための「3つのポイント」をご紹介します。
POINT① 素材で選ぶ(杉・竹・檜)

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せいろを使って良かったと思えるもので真っ先に思い浮かぶのが香りではないでしょうか。竹や杉、檜(ひのき)から食材に移った香りは、蒸し料理の中でもせいろでしか味わえないものとして人気が高いです。調理が短時間なら杉や竹、じっくりと蒸すなら檜など、同じ木製でも種類によって選択が変わってきます。
また、抗菌効果が高く長持ちであるかも選び方のポイントとなります。自分がどのシーンで使うかを念頭に選ぶと間違いないでしょう。
1. 杉(すぎ)
【特徴】 杉は軽量で扱いやすく強度があります。価格がお手頃ながら木目が美しく、温かみのある色合いが特徴です。短時間の調理向きで30分以上の調理には不向きな素材です。
【抗菌性】 自然の抗菌作用があり、食品の保存に適しています。
【香り】 杉特有の爽やかな香りがあり、リラックス効果があります。
【用途】 杉の香りが魚の風味を引き立て、特に白身魚やサーモンの蒸し料理に適しています。また 蒸し野菜や、根菜類の料理にも合います。
2. 竹(たけ)
【特徴】 竹は非常に軽量で強度に優れています。通気性が良く、蒸気を均等に通しふっくらと蒸し上がります。短時間の調理向きで30分以上の調理には不向きな素材です。
【耐久性】 適切に手入れをすれば長持ちします。杉よりもやや耐久性があり、湿気に強いです。
【香り】 竹は香りがあまりしないため、料理に香りはつきません。
【用途】 中華料理やご飯を蒸すのに適しており、点心やおこわ、赤飯などにも広く利用されています。
3. 檜(ひのき)
【特徴】 檜は非常に強度があり、耐久性に優れています。美しい木目と色合いが特徴です。短時間の調理も、最長90分(弱めの中火の場合)と長時間の調理にも向いています。
【抗菌性】 檜には強い抗菌作用があり、食品を清潔に保つことができます。
【香り】 檜特有の芳香があり、リラックス効果をもたらします。香りは料理に良い作用を与えます。
【用途】 さまざまな蒸し料理に合います。檜は高級素材とされ、特別な料理やおもてなしにも適しています。
POINT② 失敗しないサイズの選び方

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サイズをしっかり確認してから探すと、自分に適したせいろが見つけやすくなります。重ねられるせいろなら、使用するシーンごとに使い分けられますし、収納がしやすく便利ですよ。
直径約18cm:肉まんが2個入る大きさです。1段で一人分の蒸し料理や小さな食材に適しています。2人分の場合は2段重ねの使用がおすすめです。
直径約21〜24cm:21cmで肉まんが3個、24㎝で肉まんが4個入る大きさです。1段で3〜4人分の料理を蒸すのに適しており、一般的な家庭でよく使用されます。
直径約27〜30cm:27cmで肉まんが5個、30㎝になると肉まんが7個入る大きさです。大人数の料理やパーティー向けに適しており、業務用としても利用されます。
POINT③ セット内容で選ぶ

出典:楽天市場「山一 中華せいろ 24 ひのき 身蓋セット 国産 蒸籠 ヒノキ 日本製」
せいろを探していて最初に気になるのが値段ではないでしょうか。
その場合、値段だけで選ばず商品の内容にも必ず目を通してください。セット内容を確認すると、せいろの身(本体)と蓋が別売りされているなど安い理由が分かるでしょう。
メーカーはきちんと「身と蓋が別」と書いていますが、イメージ画像は全て揃った状態が多いので勘違いして購入される方も多いです。気を付けましょう。
反対に価格が高い場合は、せいろがすぐ使える専用器具がついている充実したセット内容であることが多いです。中には蒸す時に便利な調理シートや専用の洗浄器具など、せいろ初心者に使いやすいことも多いので納得できます。また、専用の鍋ではなくフライパンでも使える、IH対応などご自身の環境に合わせて選ぶと最適なせいろを見つけやすくなります。
編集部厳選!国産・日本製せいろおすすめ10選【檜・竹・和せいろ】

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国産や日本製のせいろのおすすめの10つの商品を集めてみました。
【1】重ねて収納できるのが便利!二段重ねのさわら製「和せいろ」
品番:sero-007(楽天市場)
【セット内容】二段和せいろ・蒸し板2枚
【サイズ】21cm
【素材】さわら
【せいろの特徴】日本製、受け台、さわら製、21cm、和せいろ2段、蒸篭、蒸し器、蒸し板、蒸籠、天然
【重量】ー
【保証制度】ー
【2】国産桧(ひのき)にこだわって作られた、木のもりの「中華せいろ」
品番:09311(楽天市場)
【セット内容】身1・蓋1のセット
【サイズ】21cm
【素材】ひのき・竹
【せいろの特徴】蓋・身単品販売、交換用、本格せいろ、木製、天然木、蒸し器、蒸籠 、国産、竹、手作り
【重量】ー
【保証制度】ー
【3】木のもりの「中華せいろ」蓋は別売り
【2】で紹介した同じメーカーの国産ヒノキの中華せいろです。21cm 24cm 27cm 30cmの4種類からサイズが選べます。蓋は別売りなので、せいろのサイズに合わせて同じ商品ページ内で購入されてください。
品番:09321(楽天市場)
【セット内容】蓋(同じ商品ページで購入可能)・身別売り
【サイズ】21~30cm
【素材】桧・竹
【せいろの特徴】蓋・身単品販売、交換用、本格せいろ、木製、天然木、蒸し器、蒸籠 、国産、竹、手作り
【重量】ー
【保証制度】ー
【4】 赤飯やおこわなど和食に特化した、木のもりの「和せいろ」 四つ穴 せいろず付 釜蓋は別売り
品番:09133(楽天市場)
【セット内容】せいろず付(釜蓋別売り)
【サイズ】27~33㎝
【素材】桧・竹
【せいろの特徴】国産、四つ穴、檜、木製、天然木、蒸し器、もち米、おこわ、赤飯、蒸し野菜、和食の 蒸し料理、職人の手作り
【重量】ー
【保証制度】ー
【5】木の香りと優しさから生み出される、山一の檜の「中華せいろ」
品番:ymi-019(楽天市場)
【セット内容】身・蓋セット
【サイズ】24㎝(同じショップで21~27cm販売あり)
【素材】檜・竹・籐・ステンレス
【せいろの特徴】国産、蒸籠、ヒノキ、日本製
【重量】身:約290g ・ 蓋:約290g(21cm)/ー(24cm)/身:約460g ・ 蓋:約500g(27cm)
【保証制度】ー
【6】国産の檜で作られた、Flying Saucer(フライングソーサー)の「中華せいろ 24cm」
品番:FLS5002-RU030-0
【セット内容】身(24cm)
【サイズ】約 直系24×高さ8.1cm(内寸:約 内径21×深さ6cm)
【素材】本体:檜・竹、留め皮:カンバ材(桜)、留め金具:18-8ステンレス
【せいろの特徴】中華せいろ、深型、日本製、檜国産、蒸篭、蒸籠、蒸し器、蒸し料理、蒸し調理
【重量】約350g
【保証制度】ー
【7】熟練の中華セイロ専門職人が製作した、遠藤商事桧(ひのき)の「中華セイロ24~39cm」身のみ 蓋・台輪は別売
こちらの身は熟練のセイロ職人がひとつずつ丁寧に制作した身です。サイズは24・27・30・33・36・39cmの7種類が揃っており、30cmサイズのみ赤飯やおこわ専用の和セイロが用意されています。1.5升蒸らせるのでお祝いなどで赤飯を炊く方におすすめです。大きさを確認してお持ちの蓋と合う身をお選びいただけます。最初に使用する前には約10~15分ほど空蒸しをしましょう。空蒸しをすることで身の臭みを取るだけでなく、殺菌効果を得られます。
品番:身 ATY19024(24cmの品番)(楽天市場)、蓋 ATY18024(24cmの品番)(楽天市場)、台輪 ATY20024(24cmの品番)(楽天市場)
【セット内容】身単品
【サイズ】外寸24~39cm(6サイズ・7種類)×高さ6~7.5cm・内寸21~(6サイズ・7種類)21~×深さ4~5.5cm
【素材】桧
【せいろの特徴】中華セイロ、飲茶セイロ、中華料理道具、中華蒸し器、シュウマイ蒸し器、 肉まん蒸し器、和セイロ、饅頭セイロ、お赤飯蒸し器、餅つき米蒸し器、人気 蒸し器、蒸しセイロ、お餅セイロ、中華道具、日本製
【重量】ー
【保証制度】ー
【8】立松工芸の特撰国産品の桧(ひのき)「和せいろ30cm 」身 蓋は別売
品番:tate0003(楽天市場)
【セット内容】身・竹ス付き
【サイズ】直径約30cm × 深さ約16.5cm(同じショップで24~36cm販売あり)
【素材】桧
【せいろの特徴】特撰国産品、桧、和セイロ、深型、1段、竹ス付き、尺(30cm 三升用)、 丸せいろ、30cm (フタ別売)、 日本製
【重量】ー
【保証制度】ー
【9】虎斑竹専門店の国産檜の日本製蒸し器30cm身蓋セット
職人技が光る手作りが魅力の国産檜のせいろです。工場内で薄く剝いた檜材を熱湯処理して丸め、テープで保管して成型されており、業務用としても使える堅牢さが実現されています。フタの頑丈な編み込みとせいろ本体の美しい檜材の木目込みは、国産ならではのしっかりとした仕事の証として注目すべきポイントです。毛羽立ちもなく手触りも良い檜の切断面は丁寧に削りあげられており、手作りの良さを実感できます。品番:ki00041(楽天市場)
【セット内容】身・フタ
【サイズ】直径約30×7.5cm(深さ約5.5cm)フタ:直径約30cm
【素材】檜・竹・ステンレス製留め具
【せいろの特徴】日本製、木曽駒印あり、二重網の網代蓋、檜、竹、ステンレス固定、ステンレス留め金具、美しい木肌、蒸し籠
【重量】身:約630g フタ:約540g
【保証制度】ー
【10】にちにち道具のひのきと桜皮留めで作られた「和せいろ18cm・21cm」十字桟の蓋付き
品番:‐
【セット内容】せいろ・蓋・すだれ
【サイズ】直径:約18.0cm・本体高さ:約8.0cm・蓋高さ:約3.0cm
直径:約21.0cm・本体高さ:約10.0cm・蓋高さ:約3.0cm
【素材】せいろ:檜・桜皮留め、蓋:さわら、すだれ:竹
※すだれのみ中国製
【せいろの特徴】日本製せいろ、スチーマー、蒸し器、蒸し鍋、十字桟蓋付、すだれ、ひのき、竹
【重量】ー
【保証制度】ー
せいろをもっと快適に!おすすめ専用器具4選【調理シート・受け台など】

出典:楽天市場「日本製 燕三条 せいろ用ステンレス鍋 21cm ステンレス鍋 蒸し器 蒸し鍋 ガス火 直火 IH 100V 対応 せいろ用鍋 なべ 卓上鍋 1~3人サイズ【送料無料】」
余分な油を落とし素材の旨みを閉じ込めるせいろはとても便利な調理器具ですが、プラスアルファでさらに使いやすくなるのをご存じですか。ここでは、よりせいろを楽しめる専用グッズを紹介します。お持ちのせいろに合わせて使うだけで蒸し料理をより楽しめる「4商品」をピックアップしてみました。
【1】食材を取り出す時にせいろにくっつかない!「せいろ用調理シート」21cm用100枚
品番:11503(楽天市場)
【セット内容】せいろ用調理シート100枚
【サイズ】21㎝(同じショップで15~27cm販売あり)
【素材】両面シリコン樹脂加工耐油紙
【せいろの特徴】穴あき、丸型、国産、クッキングシート、調理紙、中華せいろ、蒸しシート、耐油紙、500枚の販売あり【重量】ー
【2】手持ちの鍋やフライパンに乗せるだけで専用鍋に!「せいろ用受け台」 24㎝ (10~21cm用)アルミ日本製
品番:4977449147923(楽天市場)
【セット内容】せいろ用受け台のみ
【サイズ】22.2~35.1cm
【素材】アルミニウム合金・アルマイト
【せいろの特徴】使用できるせいろサイズ10~30cm、せいろ用受け台 24 (10~21cm用)、アルミ、日本製、蒸し板、中華せいろ、蒸し器、蒸籠、外径 25.6cm、内径24cm鍋用、国産
【重量】95~460g
【3】低価格の「中華セイロ用受け台」アルミ製 日本製 18cm 20cm 24cm 27cm 30cm
品番:uni416203(楽天市場)
【セット内容】せいろ用受け台のみ
【サイズ】18~30cm
【素材】アルミニウム合金・硫酸アルマイト加工
【せいろの特徴】使用できるせいろ10~27cm
【重量】鍋やフライパンに乗せて使うだけのセイロ用受け台、蒸し板 18cm 20cm 24cm 27cm 30cm、中華セイロ用受け台、アルミ製、日本製、蒸し器替わり、せいろ プレート、アルマイト加工、焦げ付き防止、時短、簡単、蒸し料理、蒸し調理、飲茶、国産
【4】日本製燕三条の「せいろ用ステンレス鍋 」21cm ガス火・直火・IH 100V対応
品番:cx-4949362737161(楽天市場)
【セット内容】せいろ専用鍋単品
【サイズ】外寸:直径径23.5×高さ7.9cm、内寸21.5cm、板厚:1.0mm(21cmせいろ用規格)
【素材】18-0ステンレス
【せいろの特徴】ガスコンロ・IH(100vのみ)・シーズ・ハロゲン・ラジエントヒーター使用可能、オーブン・電子レンジ・食洗器・乾燥器使用不可、日本製、燕三条 せいろ用ステンレス鍋 21cm、蒸し鍋、せいろ用鍋、なべ 卓上鍋、1~3人サイズ
【重量】ー
使い方/セットの仕方(鍋・蒸し板)

出典:楽天市場「山一 中華せいろ 24 ひのき 身蓋セット 国産 蒸籠 ヒノキ 日本製」
① 鍋を選ぶ
● せいろが乗る鍋の条件
・せいろより1〜2cm小さい直径の鍋
・口がまっすぐ立っているもの(フライパンのように広がっていると不安定)
・ガス火・IHなど、家庭の熱源に合うもの
② 蒸し板(ステンレスリング)を鍋にセット
鍋とせいろの直径を合わせるために使うのが 蒸し板(蒸しリング) です。
● 蒸し板の役割
・鍋の口とせいろのサイズ差を埋める
・蒸気の逃げを防ぎ、火力を効率的に伝える
・せいろがぐらつかないように安定させる
● セット方法
鍋に湯を入れて火にかける前に、蒸し板を『鍋のフチに乗せる』だけ。ガタつかない位置に調整する。
※ 蒸し板は凹側を下向きにして使うと、せいろが安定します。
③ 鍋に水を入れる(量がポイント!)
せいろ調理で失敗しがちなのが「水量」。
● 適切な水量
・鍋の底から 2〜3cm(指1本〜1.5本分)
・多すぎ:湧いた時にせいろに直接ぶつかり → 変色・傷みの原因
・少なすぎ:途中で空焚き → 焦げ&せいろの寿命が縮む
「強火でも20分以上持つ量」が理想です。
④ 鍋を沸騰させる
● ポイント
・必ず沸騰させてから、せいろを乗せる
・せいろを乗せてから沸騰させると、蒸気が弱くて蒸し時間が伸びる
・蒸気ムラ→仕上がりが悪くなる
鍋からしっかり蒸気が上がっている状態にしてから次へ。
⑤ 食材を入れたせいろを鍋にセット
鍋が沸騰したら、せいろを乗せます。
● せいろのセット方法
食材を敷き詰めたせいろ本体(上段・下段)を蒸し板の上にズレずに乗せる。フタを閉める。せいろは軽いので、片手で持ってもOK。火傷だけ注意。
⑥ 火力は「中〜強火」で
蒸し料理は弱火だと失敗しやすいです。
● 推奨火加減
・最初:強火で蒸気をしっかり回す
・途中:中火〜強火を維持
火力が弱いと『蒸しムラ』『ベチャつき』『生煮え』になりやすいです。
⑦ 蒸し終わったら、せいろを鍋から離す
蒸し上がり後に放置すると、蒸気が溜まって カビの原因に。
● 正しいやり方
鍋から外して、テーブルに耐熱皿 or 布巾を置き、その上にせいろを置く。
底に溜まった水分を逃して乾燥しやすくします。
せいろのデメリット(手入れ・カビ)

出典:写真AC
デメリット① 手入れに手間がかかる
木製せいろは、金属やシリコンの調理器具と違い「洗剤が使えない」「しっかり乾燥させる必要がある」という独自のルールがあります。これは、木が洗剤を吸い込んだり、石けんの香りが素材に移るのを避けるためです。
● 具体的に手間と感じるポイント
・使用後は 熱いうちにサッと水洗い(汚れが落ちやすい)
・布で拭いて完全に乾かす(生乾きはカビの原因)
・油ものを調理すると汚れが落ちにくい
・金属のように「ガシガシ洗う」「熱湯消毒」などができない
● お手入れの対策
・汚れが気になる時は たわしで軽くこする
・油ものは、クッキングシート or 蒸し布で防ぐ
・使い終わったら 日陰でしっかり乾燥
・収納は密閉ではなく、少し空気の流れる棚へ
せいろは、お手入れに手間はかかりますが、慣れると5分以内にお手入れが完了するようになります!
せいろのカビ対策!

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その1. 油ものに直接触れさせない
カビは油分・汚れが残ると繁殖しやすいため、蒸し布・クッキングシートを使うと◎。
その2. 使用後は“湿気ゼロ”にしてからしまう
とくに梅雨・夏は、完全乾燥まで数時間置くのがベスト。生乾きのまま重ねるとカビの温床に。
その3. 長期間使わないときは保管方法を変える
・新聞紙でふわりと包むことで、湿気を吸い取ってくれます。
・湿気がこもるため、密閉袋に入れないようにしましょう。
【カビが生えてしまったときの対処法】
◆ 軽いカビの場合
1. たわしで軽くこすり落とす
2. 熱湯を全体に回しかける
3. 風と日陰でしっかり乾燥させる
→ ほとんどの白カビ・薄い黒カビはこれで解決します。
◆ 黒カビが深く入り込んだ場合
木の奥まで浸透している可能性があるため、完全には落としきれないことも。
衛生的に不安が残る場合は、健康面を考えて買い替えが安心です。
国産せいろを使った調理で素材を活かしたヘルシーな料理にしよう!

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今回は素材や使い方を中心にせいろを紹介しました。どれも楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングで人気のあるものばかりです。近年の健康志向から、ヘルシーな料理が作れるせいろの人気は高く、食材の栄養素を閉じ込め旨みを引き出してくれます。出来立ての料理を食卓にそのまま運べることから、日常の食事だけでなくホームパーティーにも便利な調理器具といえるでしょう。
せいろへの正しい知識を持てれば、お手入れも使い方も正しく対応ができるため長く使用することも可能です。檜・杉・竹のどの素材の違いを把握していれば自分好みのせいろが見つけやすくなります。こちらで紹介したものを参考に自分だけのせいろを見つけてヘルシーな食事を楽しんでくださいね。


















